初めに(ハーフマラソンの振り返り)
ハーフマラソンの結果はいかがでしたでしょうか?思うような結果が出た方、出なかった方、いろいろかと思いますが、本番はフルマラソンです。
フルマラソンに向けて、自分の力量を見極め、経験値を増やすことができたのであれば、目的達成です。あと1ヶ月、自信を持ってフルマラソン完走に備えましょう。
11月の過ごし方(開始から6ヶ月目。最終月)
では本題の最終月の過ごし方についてです。
11月にもなれば暑さも和らぎ、走りやすい季節になっていると思います。42.195キロと言う未知の領域への不安や、ハーフでは足りないのでは?30キロは走っておかないとだめではないか?と言う不安が押し寄せてきているのではないでしょうか?
でもここで焦りは禁物です。30キロも走ってしまうと初心者には負担が重すぎます。断言しましょう。経験上「15キロを「しっかり」走ること」「フルマラソン当日の注意事項を守って走ること」の二つができれば大丈夫です。
「15キロを「しっかり」走ること」とは、
・12キロを1キロ6分ペースで走ること
・残り3キロを1キロ5分半のペースで走ること
これだけです。これを週2回(例えば、水曜と土曜)間隔を空けて走りましょう。
「フルマラソン当日の走り方ポイントを守って走ること」とは、
・1キロ7分のペースを守って走ること(練習より1分遅く走ることが最重要ポイントです)
※残りの走り方ポイントは後述します
これだけです。
不安で他にもやりたくなってしまうと思いますが、自分を信じてしっかり準備し、1キロあたりのペースを練習より1分遅くするだけで、完走できてしまいます。
もしどうしても信じられない、何かしたいという場合には、1キロのペースを上げて15キロを走るだけなら問題ありません。しかし、それだけに留めましょう。初心者が本番直前に頑張って長い距離を走ってしまうと足を痛めてしまいます。42.195キロ走るのは当日だけで十分です。ケガをすると大会への参加もできなくなりますので、注意してくださいね。
フルマラソン本番での走り方
それでは、最後に「フルマラソン当日のポイント」についていくつか説明したいと思います。
・1キロ7分のペースを守って走ること(練習より1分「遅く」走ること)
これが最重要ポイントです。
残りは、私が実践して良かったなと思ったことや実践していなかったら完走できていなかったかもしれないと感じたことを参考に説明します。
・帽子を被る
直射日光は大敵です。体力の消耗を少しでも和らげるため、帽子を被って走りましょう。
・なるべく日陰を走る
直射日光対策です。後で効いてきますので、元気な序盤ほど無理せず日陰を見つけたら入りましょう。
・ウエストポーチをつける
大きな大会では5キロおきくらいに給水地点があり、水やスポーツドリンク、軽食がありますが万が一、取り損ねたり品切れになっていたりすると精神的にしんどくなります。スポーツドリンクやエネルギーをチャージできる軽食、アメ玉などを忍ばせておきましょう。
・周りの人を無理に追い越さない
最初は元気なので、前の人が遅いなと感じて追い越したくなります。しかし1キロ7キロペースを乱さず、守り黙々と走りましょう。
・疲れを感じる前に水分とエネルギー補給を
やばいと感じる前にこまめに水分とエネルギーを補給しましょう。5キロに1回が目安です。
これらは全て、なるべく前半は体力を温存するようにしようと言うことに繋がります。そして30キロまでペースを保ち、疲れもそこそこと感じられたなら完走確実です。周りの景色や沿道でサポートや応援してしてくれる人に感謝しながら1歩1歩走りましょう。
最後に
全4回の記事はいかがでしたでしょうか?40歳からでもフルマラソンを完走したいと思っている方の後押しになれば幸いです。また少しでも私がお伝えしたポイントを参考にしていただき、完走できたと言う方が出てきたらこれ以上の喜びはありません。
6ヶ月の準備期間で、こんな時はどうしたらいいのか?など困ったことがもしあれば、コメントください。可能な限り経験者としてのアドバイスができればと思っています。
それでは、素敵なチャレンジを!皆様の目標が達成されますように。
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